ブルーオーシャンズクラブについて

10年以上前から我が国は世界一の長寿国であり、
老人の方が若者よりもずっと多い国になった。

老人は生産的な活動ができない上に、医療費や介護費がかかる。
少ない若者が増えゆく老人の生活費を支えるのはどう考えても難しい。

しかし、ふと思う、老人とはいったい何歳からなのだろうか?

最近の60代は知力も体力も若者と変わらない
最近の70代も知力、体力まだまだ元気
最近の80代も知力は衰えず、
インスタを更新し若者のギャグが通じる。
90代ようやく衰え始めるがもう少しいける。

この人たちを老人と言っていいのだろうか?

少なくとも80代前半までは社会に参加し
貢献することができるにもかかわらず。
高齢者が社会参加を続けられれば
高齢化によって国が衰退する心配をする必要がなくなる。

我が国には60歳定年制度が根強く存在し、
60歳を超えた人を社会から締め出す。

企業がマンパワーコストを低めに
コントロールするためのシステムであるため
時代遅れな制度だが撤廃されることはない。

定年を突きつけられ組織から締め出された人は
老人として区別され、社会からも断絶される。
元の場所には決して戻れない。

老人になってから、死ぬまでの30年余りは、
とても長い。そして暇だ。

やる事がない。眠い
話す相手もいない。
昔の部下も、会社の仲間も、息子さえも、
電話をすれば極めてめんどくさそうだ。

自由で孤独な日々は辛い。

朝起きて、テレビをつけて、近所を歩く。

朝起きて、テレビをつけて、近所を歩く…。

その繰り返しは30年間以上続く。

現役の頃、忙しさにかまけて、
家族も顧みなかった。

あれだけ夢見た有り余る自由時間。
老後は家族と余暇を楽しもうと夢見た。

それなのに現実は近所を歩き回るだけの日々

日に日に大きくなるのは、
死ぬ前に貯金残高が底をつく恐怖
寝たきりになり家族に疎まれる恐怖

あまりにも悲しすぎる。

たかが会社を退職したからといって

孤独になるのは
社会そのものから断絶されるのは
あまりにも悲しすぎる。

元気なうちは人生を楽しむべきだ。

人生を楽しむには人との関わりが不可欠だ。

人に誰かに何かを伝える。
人から何かを教わる。
人に評価される。
何か作って人に提供する。ひとにひよくかさ
共通の目標を持ったチームに貢献して、
人と喜びを分ち買う。

人との関わりで人生は艶やかに輝き、
意味のあるものになる。

定年がきっかけで孤独になったりしてはいけない。

第二の人生はまだ始まったばかり
新たな、友達をつくればいい
新たな目標を持ったミッションに参加すればいい

一般社団法人ブルーオーシャンズクラブは、
様々なイベントや、社会参加活動
コミュニティサイトの運営を通じて
全ての高齢者が、何歳になっても人生を楽しみ、
社会に参加しつづけられる。
明るい高齢化社会の実現を目指している。

一般社団法人ブルーオーシャンズクラブ
理事長 山ノ内辰二